建設業界>宇宙から地球を観測・計測する方法

宇宙から衛星を使用し、地球を観測していると書きましたが、
実際にどうやって地球を観測しているのでしょう。
地球観測衛星って、一般的には天気予報などに使用されているのは
あなたはご存知ですよね。
これは、大気の動きを観測している衛星です。
では、測量業で使用している衛星ってどのような方法で
地球を観測しているのでしょうか？
一つ目の衛星は、衛星写真を見たことがあると思いますが、
地球上をカラーの写真で撮影する衛星になります。
この衛星は、約10ｋｍ×10ｋｍ四方を写し込んだ画像を1ｍ程度の
解像度で提供してくれます。
ちなみに、解像度ってご存知ですか？
わからない方のためにお教えします。

テレビの画面などを間近で見た経験はありますか？
よーく目を凝らしてみると、四角形が均一に並んでいるのが
確認できると思います。
家のテレビでもありますので、実際に見てみてください。
画像にも同じようなこと言え、拡大していくと四角形が均一に
並んでいます。
その四角形一つ一つに対して1ｍのものが移り込むというのが
解像度1ｍという意味なのです。
宇宙から１ｍのものが確認できるってすごくないですか？
車や人が歩いているのも当然写っているのですから！！
二つ目の衛星は、放射線の原理（Ｘ線）を応用したものを
搭載した衛星になります。

よく健康診断などで胸部や胃部等をレントゲンで撮りますよね？
その原理を応用したものが近年の衛星には搭載されています。
レントゲンが皮膚を透過するのと同様に、この衛星は、雲を透過して
地表を観測します。
実際にＸ線と同じ原理のものを照射して害はないの？
と思われるかもしれませんが、携帯電話等の電磁波より
人体への影響は少ないとされています。